RSウイルス流行監視WGより


 RSウイルス感染症は少し落ち着いてきました。埼玉県の定点報告では10月29日現在、0.24となっていますが、地域差があるようです。ワーキンググループ(WG)から情報をお伝えします。

  1. 11月でシナジスあるいはベイフォータス投与を終了する病院も多いと思います。2月まで投与するかどうかは各地域の流行状況が異なることから各病院の判断に任せますが、シナジスでは8回投与は順守してください。
  2. ベイフォータスは150日間は最低効果がある1)と考え、その投与から次回投与(シナジスあるいはベイフォータス)までは150日以上空けてください。
  3. シナジスを2月まで投与した場合、3月は休薬して4月に2シーズン目としてべイフォータスあるいはシナジスの適応がある場合は投与が可能と考えます。
  4. 従来通り症状詳記の記載を御願いします。
  5. RSV抗体製剤は2種類ありますので適応の違いをしっかりと確認して、間違いのないように投与してください。

1)20240904Nirsevimab_GL_QA.pdf

埼玉県RSウイルス流行監視WG 2024年11月1日
大山昇一、國方徹也(文責)、小島拓朗、小林敏宏、菅沼栄介、清宮綾子、側島久典、 細野茂春、峯眞人、森脇浩一