第1回 埼玉県チャイルドデスレビュー勉強会
2019年6月30日
関係機関 各位
主催:日本小児科学会 埼玉地方会
埼玉県小児科医会
共催:朝霞地区医師会
第1回 埼玉県チャイルドデスレビュー勉強会
~小児死亡事例を通して行うチャイルドデスレビュー~
標記につきまして、下記の通り開催いたします。
子どもの死亡登録検証制度(チャイルド・デス・レビュー:以下CDR)は、亡くなった子どもの症例を通して、予防可能な子どもの死亡を減らすために、その子どもに関係した人たちが集まり、様々な情報をもとに系統的に調査・検討して、効果的な予防策と介入を行うことを目的とした登録検証制度です。日本でも、その制度化にむけて医療、行政各方面から様々な取り組みが始まっています。
今回は朝霞地区を中心に日頃から児童支援に関わりある方々にお集まり頂き、埼玉県内では初めて模擬症例を元にCDR研修会を行う事になりました。CDRは子供の悲しい事故や病死を含めた死亡事例の中にある「予防の可能性」=「どうすればこの子が死なないように出来たか?」を見つけ、同様の事故や事案を防ぐために何をできるかなど、医療や行政、司法、教育機関などが一体となって模索していく事が目的となります。研修を通じて、児童虐待だけでなく、小児の事故や医療体制など多職種が多方面に関して話し合い解決策を探るCDRの重要性を感じて頂ければと考えております。
講演は、早くから本邦におけるCDRの導入に向けて活動をされておられました、前橋赤十字病院の溝口史剛先生にお越し頂き、今後の我が国におけるCDRの動きや児童支援における重要性についてお話を頂く予定です。小児科学会、小児科医会の先生方のご協力の元、朝霞地区の皆様と顔の見える関係を築き、連携を深めていきたいと存じますので、万障お繰り合わせの上、ご参集くださいますようお願い申し上げます。
記
1:日時
2019年7月31日(水) 18:00~20:00
2:場所
国立病院機構 埼玉病院 新棟2階 講堂
3:内容
(1):講演会 群馬県前橋赤十字病院 溝口 史剛先生
(2):研修 模擬症例を通して行う多職種グループカンファレンス
連絡先 埼玉病院 小児科 三島 芳紀
医療福祉相談室 小島 宏美