RSウイルス感染症入院患者の動向調査に入力していただいている施設の先生方

 日頃から対象患者数の入力に関して大変お手数をおかけしております。改めて感謝申し上げます。RSVの流行状況が変化している中、各都道府県は独自にパリビズマブの投与開始時期を決定しており適切な投与開始時期に合意を得られていないのが現状です。埼玉県では現状RSV感染流行の立ち上がりの状況から判断して時期を決定して投与をお願いしています。しかしながらこの方法が適切であるかを検証することは非常に困難な問題です。RSV感染症流行監視WGとしましては、この問題に対処するためには基礎となるデータ入力が必須であり、そのためには皆様の御協力が欠かせないところです。WGで話し合いを行った結果、この度入力項目を一部変更いたします。今までのdata 3,4を削除し、新たにdata 3として、以下の項目の入力をお願いしたいと思います。

「パリビズマブの適応患者であったが、投与開始時期でなかったために投与されず、RSV感染症に罹患し入院となった症例数」

 パリビズマブの適切な投与時期を検討するために必要な情報と考えております。
よろしくお願い申し上げます。

2022年11月
埼玉県RSV流行監視WG
埼玉医科大学病院小児科
國方徹也