RSV感染症入院サーベイランスの入力を担当されている先生方へ
日頃はRSV感染症入院患者の入力に尽力していただき、誠にありがとうございます。心から感謝申し上げます。RSV感染症流行監視ワーキンググループとしても非常に有用なデータであり、また入院サーベイランスを公開している県は埼玉だけと思っております。定点報告と同様に貴重なデータも皆様の入力がなければ始まりません。今後ともよろしくお願いします。
ご存じのように2024年春以降、RSV感染症の重症化予防をめぐる状況も大きく変化しており、パリビズマブ:シナジス®に加え長期間作用型RSウイルスヒトモノクローナル抗体製剤ニルセビマブ:ベイフォータス®及び母子免疫ワクチン:アブリスボも使用できるようになり、それに伴いサーベイランスの内容において、Dataの箇所を変更する必要が出てきました。
以上の理由から2024年9月1日より入力項目を下記のように変更いたしますので、ご留意願います。
いずれもRSV感染症に罹患し入院となった症例について
Data1: 気管挿管を要した症例数
Data2: パリビズマブを投与していた症例数
Date3: パリビズマブ・ニルセビマブの投与適応患者であるが投与されていなかった症例数
Date4: ニルセビマブ投与適応患者で投与後5か月以内に入院した症例数
Date5: ニルセビマブ投与適応患者で投与後6~12か月に入院した症例数
Data6: 1歳未満の症例で母体がアブリスボを接種していた症例数
Data7: Data 6の症例の接種時妊娠週数
パリビズマブ(シナジス®)、ニルセビマブ(ベイフォータス®)、アブリスボ®
以上、少し複雑になりますが、今後もご協力のほど、よろしくお願いいたします。
2024年8月
埼玉県RSV感染症流行監視ワーキンググループ
文責 國方徹也