会長退任の挨拶
日本小児科学会埼玉地方会 会員の皆様
佐藤清二
会長退任の挨拶
5月17日の埼玉地方会役員会を持ちまして会長を退任し、次期会長に自治医科大学附属さいたま医療センター市橋光先生が選出され、就任されました。6年間の会長在任中に、会員の皆様から頂きましたご支援及びご厚情に深く感謝申し上げます。
2014年5月25日の役員会で次期会長に選任され、雨宮伸先生から会長の任を引き継ぐことになりました。学術委員会には参加しておりましたが、地方会運営は全くの未経験で、会長に就任しても何をすべきかno ideaでした。雨宮先生からのアドバイスもあり、総務委員会の皆様にご協力いただくことにしました。
地方会で対応すべき課題が提案されたとき或いは生じたときには、最初に総務委員会で議論し方針を決定いただきました。内容によっては、役員会あるいは総会で審議・承認を経て実施しましたが、急を要する場合は総務委員会承認で実施し、役員会および総会で事後報告とすることもありました。総務委員会の皆様には、いつも迅速に対応いただき有難うございました。どんなに心強かったか、改めまして感謝申し上げます。
地方会の充実のためには、会員からの提案がとても大切です。遠慮なく、気軽に申し出てはいかがでしょうか。
地方会活動の中核は、学術集会を通した医療に関する知識の共有および若い医師の教育にあると思います。私が学術委員会に参加するようになり、委員長は野々山恵章先生、大竹明先生そして市橋光先生と受け継がれ、実に丁寧な演題抄録の検討が継続されています。一題一題、一言一句学術文章として適切か、100文字の中に情報が正確に具体的に反映されているかを、発表者の成長を視点に議論されています。和気あいあいとした楽しい雰囲気もあり、出席を楽しみにしていました。学術委員会に参加したい方は、学術委員長に申し出てください。
最後に、6年間の在任中(2014年5月~2020年5月)に検討し実施された項目を以下に列挙いたします。カッコ内は審議・承認された年月です。会員各位のご協力の賜物です。有難うございました。
- 事務局の移転:2014年5月
- HPの開設:2014年8月
- 新専門医制度と医療提供体制の討議:2014年12月
- 演題のweb登録開始:2015年5月
- こどもの健康週間事業を専門医プログラム基幹施設持ち回りで(2015年5月)
- 会費を2016年度から、5000円から8000円に(2016年5月)
- 学術集会(日曜日2回、土曜日2回)を2017年度から4回とも日曜日に(2016年5月)
- 学術集会に2017年度からランチョンセミナーを導入(2016年5月)
- 年間最優秀演題賞の設置(2016年12月 木下恵司先生ご提案)
- 学術集会特別講演を2017年度9月から新専門医制度講習会に登録(2017年5月)
- RSV感染症入院動向調査を開始:2018年1月
- 2018年度から地方会会則を変更(2018年5月)
- RSV感染症流行監視WGの設置:2018年6月
- 虐待・CDR WGの設置:2018年12月
- 被虐待児入院受け入れに関するアンケート調査:2019年12月~
- 埼玉小児保健協会・医会・地方会による合同セミナー開催:2020年2月
- 彩の国・小児COVID-19対応医療ネットワークの招集:2020年5月